2011年1月22日土曜日

最近のartに関して







真摯にアートと向き合っている人たちを牽制したくないので、
これは個人的な感想や思いだと思ってください。


若い人たちのアートイベントが多く開催されている。
とても楽しそうだしノリもいい。
もちろん内容的には改善の余地はたくさんあると思うが、
自分自身がやって来たことを考えるとどうしても応援したくなる。

ただ20年以上この世界にいて、
毎年多くの若いアーティストに出会いその観客達と知り合う。
しかしそのどちらも年齢を重ねると共に、
自然に消滅していってしまう気がする。

アーティストは一つの駒ではない。
同じ時代を生きていく友人でもある。
彼らが20年後も同じように絵を描き続けていられるように、
そして歳を重ねてもまた展覧会を見に来てくれるように、
しっかりと覚悟を持って行動しなければならないと思っている。

一度聞いてみたい。
アートイベントを主催している若い人たちに、
例えば20年後はどうしていたいのかと。
同時代を生きているアーティストと観客も、
あなたと同じように20年という月日を積み重ねているはず。
20年の月日を含んでイベントを表現するつもりなのか、
或いは今と同じように20年後の若い世代の作家や観客を対象にするのか?
一つの企画・事業として成り立たせるならば、
後者がきっと正解なのだろうと思う。
ただ、それでいいのか?
僕はずっと悩んでいる。

30 年前40年前に世に出たビッグネーム達は、
現在でもその頂点の座を明け渡していない。
どうしてなのか。
時代が違うというような逃げの理由では済まされないと思う。
彼らはアート界の一つの駒ではないからだ。
その後現れたアーティスト達がどうしても彼らを追い越せないのは、
本人が原因というよりは、周囲・社会が彼らと共に成長しようと思わなかったから。
今だけの存在である彼らを望んでいたからかもしれない。

今の僕がやるべき仕事は、
彼らをサポートすることだけではない。
僕が開催するアートイベントは、
大人向けのものでなければならないはず。
じっくりと大人が余裕を持って楽しめるアートイベント。
正直に言ってそんなイベントを見たことはない。
もしかすると地味すぎてメディアになんか乗らないだろう。

先日の若手アーティストの個展は素晴らしかった。
来場者も予想以上だった。
同世代の仲間達もたくさん集まってくれた。
ただ、20年後も彼らは集まってくれるのだろうか?

僕のもっとも信頼できる友人。
画家でもあるがもう50を超えている。
或いは少し年齢は若いが40代後半になる画家もいる。
彼らの展覧会に、彼らと同年代の人たちが集まり、
そこに若手アーティストと同じ年代の人たちも集まる。
それが理想ではないのか?

僕の本当の仕事は、そういう展覧会をすることだと思っているが、
未だにわかっていないことが多すぎる。
迷いもまだなくならない。
いったいいつになったら次のステージに行けるのか。




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