2011年7月13日水曜日

一昨日の続き

デザイン関係者やアート関係者がイベントで集まることはいいことです。
一昨日書いたものでもそれを否定していません。
僕が気になるのは、
そのことで集客できたとしても当然のことだということです。
少数のデザインやアートに全く関係ない人も来ているでしょうが、
多分数えるほどでしかないでしょうね。

裾野を広げるとか社会に貢献するというのであれば、
何の興味もない人たちにデザインやアートの面白さを、
体験してもらったり知ってもらわなければなりません。

日頃『プロ』の人たちは自分の周りの『素人』にそういった楽しさを語っているでしょうか。
その積み重ねがあってイベントに発展しなければ効果は望めない気がしています。

例えばアーティストが自分の作品を売ること、
あるいはギャラリーが扱っているアーティストの作品を売ること、
そのことだけに意識が集中してはいないでしょうか。

パラパラとめくる雑誌に気に入った写真があれば切り抜いて壁に貼ったら楽しいとか、
安いフレームでもかまわないので額装してみるとか、
アートに興味がない人にそういう日々のちょっとした切っ掛けを、
伝えることがプロとしての大きな仕事ではないかと思います。

デザインやアートは本来人の暮らしに深く入り込んでいるものです。
気がつかずに通り過ぎてしまっているだけです。
その些細なことを言い続けることが裾野を広げることや、
マーケットを熟成させる大切なポイントだと思います。
僕はこの日常会話や行動が疎かにされているように感じています。

大きなイベントで関係者ばかりを集めて盛り上がったところで、
この基本的なコンセプトを目論見通りに達成できるとは思えないのです。
全く無駄だとは思いませんし回を重ねることで、
目的に近づいていくとは思いますが、
どうも基本を忘れているような気がして仕方ありません。




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