2014年1月16日木曜日

先ほどまで

ブログの投稿ができなかった。
このところずっと・・・

もっとも特に投稿ができないことで支障がないのでほっておいたが、
ずっと投稿できないとなるとなんだか居心地が悪いものだ。
そこで、色々とあちこちさわっていたら突然出来るようになった。
全く素人はこれだから困る。
結局のところどこが悪かったのか不明のまま。
きっとそのうちまた投稿できなくなるのだろう。


そんなこんなでもう成人式も終わってしまった。

明日は1月17日。

月日が経つのは早いものだ。
当時の記憶は、やはり心の傷を思い出させる。
私の傷などかすり傷のようなものだろう。
それでも決して忘れはしない。


あの日はプロデュースをしていた個展の最終日。
会場は大阪市内。
大きな揺れで目が覚めた。
朝のニュースでは大地震だということはわかったが、
まだ詳細はわからなかった。

個展会場が気にかかるので車で向かったが阪神高速は通行止め。
大阪市内も車の窓から見る限りガラスの割れ程度の被害だった。
幸い作品には被害がなかったが、当然会場は当日封鎖。
早めに搬出を終え昼頃に会場近くの友人宅へ。
そこで目にしたテレビに数時間動けなかったことを覚えている。


前日の16日、
地方の女子高生が叔父さんと一緒に来場して、
作品を買ってくれた。
大学も決まり、それを記念して神戸の叔父さんのところへ来ていたそうだ。
初めての一人旅、初めての大阪、
もちろん個展に来るのも作品を買うのも初めて。
「個展後に送ります、楽しみにしていてください。」
と交わした言葉が最後の会話になった。

後日ご実家へ発送の案内の電話を入れると、
あの震災で神戸で亡くなったと言われた。
何も言葉が出てこなかった。
絶句するというのはこういうことなんだ。


春からの大学生活に心馳せて嬉しそうに笑った彼女の笑顔を今も忘れない。


個展は一期一会。
私や作家にとっては数多くの個展の一つかも知れない。
数日間に及ぶ個展のほんの一瞬かもしれない。
でも来場者には人生において唯一かけがえのないひとときになることがある。
私は関係する個展で基本的に会場に常駐するようにしているのは、
どうしてもこの記憶があるからだ。

あの出来事以降、
確かに人生観は変化した。

あの女子高生が短い人生においての、
ただ一度の個展に関係できたことは、
重く重く今でも心にある。

そう、これは傷ではなく誇り。

あの子が命をかけて私に託した個展の基本。

さて、誰か繋いでくれるのだろうか。




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